てんかん 記憶障害

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てんかんによって記憶障害が起こるみたいですね!

てんかん(癲癇)。皆さん、聞いたことがあるでしょうか?おそらく、普通に生活していたら、聞きなれない病名でしょうが、記憶障害の原因の一つとして有名です。

 

これは、脳内の神経細胞ネットワークに起きる異常な神経活動(電気的興奮により過剰な放電を行う)に伴い、慢性的にけいれんや意識障害といった症状が発作的に起こる病気です(てんかん発作)。本記事では、あまり聞きなれないけれど、記憶障害においては重要なてんかんについて書いていきます。

 

てんかん発作の結果、脳の機能が阻害され、記憶障害はもとより、けいれん、意識障害なども起こります。発作自体は数秒〜数分で終わるのですが、症状はしばらく残る場合があり、回復すれば平常通りの生活に戻ります。

 

しかし、てんかんは、慢性的な病気であるため、定常的に脳の機能が阻害され、幼児の脳の発達に重大な影響を及ぼします。また、成人でも、記憶障害、精神障害、運動障害といった神経症状を伴う場合があり、このため、社会生活に支障も出てきます。

 

記憶障害について言えば、抗てんかん薬を投与しても発作が抑制(コントロール)できない難治性てんかんを発症している場合がやっかいです。

 

てんかん発作がコントロールできないと、脳に重大なダメージを負う可能性があり、特に幼児の場合は、発達障害につながる可能性があります。発作が日常的に起こるために、脳内のニューロン(神経細胞)間のシナプスの数が減少し、記憶障害・学習障害をもたらします。

 

ちなみに、難治性てんかんとなる人は、てんかん患者のうち20〜30%程度で、かなりの割合いると思います。

 

特に、「てんかん焦点」(てんかん発作の引き金となっている部位)が側頭葉の場合、記憶障害に最もなりやすいでしょう。側頭葉の中には、記憶において重要な器官である海馬や扁桃体があるからです。

 

てんかんによる記憶障害において、治療方法は二つです。薬剤投与か、外科手術かです。しかしながら、難治性てんかんの場合、そもそも薬剤投与では治療が困難なので、外科的手法を用いなければなりません。

 

手術の方法としては、「てんかん焦点を切除する方法」と、「神経繊維を切り、てんかんを遮断する方法」があります。手術により、発作は激減しますが、後遺症(脳機能障害)が残る可能性もあります。近年は、外科技術などの進歩が著しく、外科手術の効果・安全性が向上し、てんかん治療として有力なものとなってきています。正確な診断のもと行われた外科手術の手術成績は優れているみたいですよ。

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